AOSデータはアマゾンウェブサービス(AWS)の APN パートナーとして、毎年一回ラスベガスで行われるAWSのイベントに参加しています。バックアップデータをAI活用できる「AOSBOX AI+」と証拠復旧調査から生まれたセキュアな法人向けチャット「inCircle」をご紹介しています。(日本からの出展は数社らしいので、がんばっています)
この記事では私たちがいるブース会場がどんな雰囲気か写真を交えて生の声としてお届けします。
世界のトレンドを少しでもお届けできれば嬉しいです。
全体の雰囲気は「クラウドファースト」
出展企業の全体を通してとにかく目立つのが「クラウド」という文字です。
Amazonだから当たり前と思われるかも知れませんが、今回の基調講演なども聴いて、ぜひ日本のみなさんにお伝えしたい言葉があります。
それは「クラウドファースト」という言葉。
クラウドは”マスト”になったのかも知れない。
多くの企業にとって、クラウドはインフラの選択肢の一つに過ぎませんでした。
しかしIoT、データ、ディープラーニングを中心とした繋がる時代のIT社会においては、クラウドであることが”マスト”になるのかも知れません。
なぜなら、増え続けるデータ容量にスケーラブルかつセキュアに対応し、多くの集合知を活用して作業を効率化し、膨大なコンピューターリソースを活用しなければならないからです。
そのような環境をローコストで実現するには、逆にクラウドしか選択肢がありません。
クラウドファーストは、Amazonからではなくシーメンスをはじめとする華々しい大企業の情報システム担当の方から出てきた言葉です。
つまりクラウドを前提にシステムを考える時代が来たように感じます。
いち早くクラウドバックアップの必要性を説いてきた我々AOSBOXにとっても勇気づけられる流れではありますが、それより既に米国の多くの企業が、データをクラウドにあげることが競争力の源泉と考え始めたことの方が重要だと考えています。
今後クラウドファーストにシフトできない企業が、どんどん取り残される恐ろしさを感じました。
その他目立ったのは「マイグレーション(移行)」「セキュリティ」「マシーンラーニング」
ブースを回ると、分野は多岐にわたるのですが、もちろんAWSに関連していない企業は出展していません。
その中で、あえてトピックを絞っていくならば、3つになると感じました。
マイグレーション(移行)
自社構築のオンプレミスからAWSへの移行を手伝いますよ!という企業はとても多かった印象です。
AWSはプロダクトもたくさんあって何を選択すべきか迷いますし、海外の企業もクラウドファーストを意識しはじめたタイミングなので、ちょうどいいのかも知れませんね。
セキュリティ
クラウドを使うということは、セキュリティは必須ですね。気にする人も多いと思います。
とはいえブースの出展をみると、リスク対策というよりは、繋がる時代のセキュリティをどのように考え、インフラ管理コストをどのように下げるか?という視点で作られた一歩進んだプロダクトが多かったように感じます。
セキュリティのサービスポリシーはAPI経由で連携するなど、とにかく効率的に管理できるようになっているのが特徴に感じました。
データ分析とマシーンラーニング(機械学習)
データ分析とマシーンラーニングという言葉もよくみました。
米国ではAIという言葉はほとんど見かけず、マシーンラーニングという言葉が使われていました。
同時によく使われたいたのが「マイクロサービス」という言葉。
人工知能と大げさに考えず、実際に使えるところから機械学習を試していこうという姿勢が海外企業らしいと感じました。
例えばエクスペディアがホテルの画像をうまく分類・パーソナライズして売上げを上げた事例が発表されていましたが、画像認識をうまく行って成果に繋げている話は多かったです。
参加者は全世界から4.3万人。インド系のシステムエンジニアも目立つ。
今回の参加社は全世界から4.3万人。
ブース会場でも飲み物が振る舞われ、なかなか活気にあふれていました。
またブースで詳しいことを聞くと、インド系と思われる開発者の方が出てくる企業も多くありました。
やはり英語圏の企業では、言語が通じることもあり、グローバルに開発体制を作っている印象です。
最後に。。
余談ですがブース会場がビールなども出てちょっとしたお祭りムードになるのはとてもよいと思いました。
日本でもどこかぜひやって欲しい。
以上、ブースレポートでした。